FEATURED
国内外の厳選された生地を用い、締め心地にもこだわった造りでご好評いただいている『Robert Fraser(ロバートフレイザー)』のネクタイ。
今回は、その高品質な国内生地の生産を担っている機屋(はたや)さんを訪問し、2022年秋冬のネクタイ生地がどのように織られているかを取材してきました。
Robert Fraserで使用している生地は、山梨県にある国内最高峰の機屋で作られています。山梨県の東部、富士山の麓に広がる郡内地域は1000年以上も前から織物業が営まれている織物の産地です。高い技術から生まれる美しい色柄を配した繊細で上質な織物は、かつては「甲斐絹」として知られていましたが、現在は「郡内織物」「ふじやま織り」と呼ばれ、多くの人を魅了しています。
工場内には様々な種類の織機があり、織る生地に合わせて最適な織機を選び、生産をしています。
きめ細かく美しい生地を生産するためには徹底した温度管理が必要です。富士山麗の地下水を汲み上げ、天井からミスト上にして散布することで工場内の温度、湿度は常に適正に保たれています。
こちらの機屋さんでは、絶妙な色味や配色の要望にも対応できるよう膨大な種類の糸を常備しています。
紋意匠(もんいしょう)とは、「織物の設計図を作る」という工程です。織物は経糸と緯糸が交互に組み合わさったものです。それを表現力豊かに、効率よく、実用的な織物になるように設計し、織機に指示を出すのが紋意匠職人の仕事です。専任の職人の方がいることで細かいオーダーにもダイレクトに対応できる体制が整っています。
過去のアーカイブ資料は1200冊以上。豊富な製造実績と経験を商品開発にフィードバックすることで、手触りのよい高品質なネクタイ生地が製造可能です。
実際に織機で生地が織られている動画です。ブラウンをベースにオレンジのチェック柄が鮮やかな生地。きめ細かく、美しい生地がゆっくりと織られていきます。
そして、様々な工程を経て織り上げられた生地を使用し、製品化したネクタイがこちらです。上質で品の良さを感じる仕上がりになっています。
このように緻密な作業工程を経て、AINEXX ONLINEで展開しているRobert fraserの生地は生産されています。国内最高の生地と縫製技術により作られたネクタイは、インポートのネクタイと比較しても全く引けを取らない素晴らしいクオリティです。
こうした生産背景を深堀り、物作りに対するこだわりを知っていただくことで、これからの秋冬シーズンのネクタイ選びをより楽しんでいただけるのではないでしょうか?