ネクタイの起源は諸説あるといわれていますが、ネクタイの原型ができたのは17世紀頃といわれています。

現代のような形のネクタイを生み出したのはそれから200年後のヴィクトリア朝時代の英国紳士たち。

スーツが紳士の装いとして定着しはじめたこの頃、スーツに欠かせない小物のひとつにネクタイが使用されるようになり、現在主流となっているネクタイが誕生するのです。

そんなネクタイの歴史とともに歩み、長い間、世界中の名だたるブランドから絶大な支持を得ているシルク織物メーカーがStephen Walters & Sons Ltd.（スティーブン ウォルターズ&サンズ社　以下、Stephen Walters）。

1720年に設立されたStephen Waltersはヨーロッパで現存する最古のファブリックメーカーです。

AINEXX ONLINEではStephen Waltersの生地を使ったネクタイを多彩にラインアップしています。そこで今回は、ヨーロッパで最も古い歴史を持つStephen Waltersの魅力について探ってみたいと思います。

Stephen Waltersの歴史

英国で10代続く世界屈指のシルク織物メーカーStephen Waltersは、1720年、Joseph Walters氏によりロンドン市内で設立されました。当時プロテスタントに対する大虐殺でフランスから逃れてきた大勢の職人たちが、商売用にシルクを織り始めたのが長い歴史の始まりです。

今日に至る約300年という長い歴史を通し、時代のマーケットやニーズに合わせた様々なタイプのシルク生地を織り続け事業を拡大していきました。

例えばヴィクトリア朝時代には喪章を、大戦中にはパラシュートシルクを、20世紀中頃からは主にネクタイ生地を中心に、レディース服地、カーテンやインテリア用生地なども手がけ、国際的なブランドに様々な生地を供給しています。

今日では主に高品質なネクタイに的を絞り、イギリス国内だけでなく世界の名立たるブランドへ最高級の生地を供給しています。

Stephen Waltersが多くの顧客から絶大な信頼を得られているのは300年の歴史の中で積み重ねられた膨大なアーカイブ資料と、常に最高級生地を織り続けてきた経験、誇りがあるからです。また、その歴史と経験を最大限に活かせる最新のコンピュータシステムと優秀なデザインチーム、そして充実した設備によってグローバルなニーズに対応しています。

Stephen Waltersは伝統的なシルク織物メーカーであると同時に、未来に向け新しいアイデアを創り出していく柔軟な発想を持ったメーカーなのです。

真面目で質実剛健なStephen Waltersの生地

英国製の生地の特徴といえば、しっかりと打ち込まれた高密度でコシのある生地。

生地は、経糸（たていと）と横糸（よこいと）によって織り上げられ、経糸に横糸を乗せて柄を表現していきます。その糸の密度を「打ち込み」といいますが、打ち込みが甘いと柄が綺麗に表現されず、コシの無い生地になってしまいます。

英国製の生地が丈夫でコシがあるといわれる所以はこの糸の打ち込みがしっかりしているからで、もちろんStephen Waltersの生地も言わずもがな。

打ち込みが多いので細かい表現が必要なクレストタイなどもStephen Waltersであればお手の物です。

軽やかで遊びがあり、繊細なイタリアの生地とは一線を画す、まさに質実剛健でしっかりとした生地がStephen Waltersの強みなのです。

AINEXXX ONLINE限定ラインナップも

Robert Fraserのネクタイの特徴は生地を“作る”ことにあります。直接現地に赴き、生地の企画から色柄に至るまで自分たちで行うのがRobert Fraserのネクタイのこだわりです。

長い歴史の中で培われてきた膨大なアーカイブを丁寧に紐解き、今の時代の空気感を取り入れながら色付けをしていく。まさに歴史と現代が融合されたネクタイ。温故知新のモノづくりがそこにはあります。

今回、直接英国に赴き膨大なアーカイブの中から厳選してセレクトしカラーリングしたRobert FraserのネクタイをAINEXX ONLINE限定で展開致します。

300年の歴史の中で培われた英国生地らしい質実剛健な雰囲気と今シーズンのトレンドが融合された特別な1本。是非ワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。

どのネクタイもベーシックなネイビーやグレーのジャケットとの相性が抜群なのでおススメです。