MEN
ゆっくりと手間暇かけて贅沢に作り上げるラグジュアリーな生地
1961年にブランドスタートしたロバートフレイザーは、トレンドをさりげなく取り入れつつ時代に合った大人のドレススタイルに合う本物のネクタイを提案し続けているネクタイブランドだ。
ネクタイブランドの仕事といえば「生地を選ぶこと」と思われがちだが、ロバートフレイザーのこだわりは「生地を作る」こと。
「PITTI UOMO」をはじめヨーロッパで開催される様々な展示会に足を運び世界中のファッションを見続けてきた知見を活かし、最高の品質を提供できる100社以上のサプライヤーとネットワークを築き続けてきた。それこそがロバートフレイザーの強みの一つであるが、このネットワークこそ「共に生地を作り上げる」情熱に突き動かされ共鳴してきた証でもある。
例えばイタリアのコモ。
各国王室や世界の富豪が所有する別荘が立ち並ぶヨーロッパでも有数の避暑地イタリアコモ地方は、シルクの産地としても有名だ。
その中でも最も歴史が古く、ヨーロッパでも三番目に古いサプライヤーがFermo Fossati。
世界的なメゾンや有名ネクタイブランドにも幅広く採用されているFermo Fossatiのファブリックは、ロバートフレイザーのコレクションの中心にもなっている。
現存する最古のシャトル織機を用いることにより、グレナディン織りなどの立体感のある生地など、自動織機では実現することが難しい凹凸感のある美しい表情と抜け感のある上品な生地を作ることを可能にしている。特定の品質や精密さなど近代的な織機が不可欠となる場合を除いて、このシャトル織機がFermo Fossatiの生産の柱となっているのだ。
1時間に1メートルしか織り上げることができないほどゆっくりと手間暇かけて作り出されるFermo Fossatiならではファブリックは、そのディテールやエレガンスさ、クラシックさへのこだわりに定評がある。そんなFermo Fossatiのファブリックを使ったロバートフレイザーのネクタイもまた、生地作りへの情熱から生み出される高い品質と時代性を兼ね備えたラグジュアリーな1本なのだ。